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祠の鬼

第3章 当日、裏切り

教室でスマホを広げていた沙夜は怒りのあまり、スマホを教室の壁に投げつける。



ざわつく周りとは逆に、深理は酷く落ち着いた様子でそれを見ていた。



「いいわよ……雨野くんと二人で行くから。ありさ、絶対許さない……」






裏切りは怒りへと変わり、怒りは怨みへと変わり――負の連鎖へと連なってゆく。






鬼が笑ったような気がした……






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