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アイドル様の、ホントのお顔

第2章 ~はじまり~

「いいこと知ったな。」

「…ッ…」

あいつの身体を押し返そうと試みるが、全然力が入らない。

「ほら、もう限界なんだろ? イケよ。」

「ぅあっ!?」

耳を甘噛みされ、さらに自身を握りこまれれば、身体が跳ねた。

「んぁ…ぅっ…はっ…」

「吐き出せって。」

気持ちよすぎる。

どうして…こんな、好きでもない最低な奴の手なのに…

「んっ…ぁあッ!!」

くそっ…好きでもない男に、またイカされてしまった。

「っ!!? ちょ、なにっ…」

「なにって…なぁ?」

俺が出したもので濡れた指を、あいつは後ろの穴に当ててきた。

そしてその指は、俺の中にゆっくりと入ってきた。

「ぅ゛っ…気持ち悪い…ッ…」

「すぐ慣れる。」

痛みよりも不快感が身体を襲う。
中で指が動くたび、腹が変に圧迫される。

「ぐ…ッ…ぅ゛っ…」

「やっぱり、ジェル使うか。」

あいつはそう呟いて、ベッドの横の棚からジェルを取り出すと、後ろの穴に塗り付けてきた。

「んっ…冷た…ッ…」

「指、二本に増やすぞ。」

「ちょ、待っ…!!?」

止めるのも聞かず、あいつは俺の中に二本目の指を挿れてしまった。

「っ…い゛…った…」

さらなる圧迫感と痛みに身体が襲われる。

「ぅ゛…あ゛っ…ッ…はっ…」

シーツを強く握りすぎて、指が白くなってきた。

「ぃ゛…ッ…あ゛っ!?」

なんだ……今の……

「ここ、気持ちいいだろ?」

「んっ…ッ…ぁ…」

もう一度そこを攻められると、甘い声が口から出た。

「違っ…」

「嘘つけ。 こっちはこんなことになってんのに。」

楽しそうに笑ったあいつは、再び起き上った俺のモノを指ではじいた。

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