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ドラクエらんど

第12章 アカツキ目線でお送りします

「一緒にって…あの人たちも?」

「ううん、彼らとはここでお別れする。あたしはアイちゃんとレイナちゃんと一緒にいたいのっ!」

「……」



何故かアイちゃんの顔色が暗くなった。



「アイちゃん…?」

「じゃあさ、アカツキはうちらに何をしてくれるわけ?」



腕を組みながらレイナちゃんが横から言ってきた。



「アカツキの代わりに彼が仲間になった。攻撃魔法も回復魔法も完璧に使える。これがどういうことかわかる?」

「……え……?」



意味がわからずきょとんとしてると、レイナちゃんはクスリと笑った。



「今更あんたがいても役立たずってことよ」

「!!」


「ざけんなっ……!」



ショックを受けるあたしを庇うように、れんじさんが前に出た。



「お前らは友達じゃなかったのかよ?!」

「友達だったわよ? でも最初に裏切ったのはアカツキじゃん。で、戻りたいとかさ、そんなの都合良くない?」



レイナちゃんの言葉があたしの胸に突き刺さる。
あたしは苦しくて、苦しくて…
その場にしゃがりこんでしまった。



『アカツキ、大丈夫ぴょん?!』



うさぴょんが心配して駆け寄ってくれる。


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