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ドラクエらんど

第17章 選ばれしもの

「ち、違いますよ! 天海祐希は僕たちを助けてくれて…」



なんか天海祐希の知り合いっぽかったから、話しかけたら…



「…天海祐希?」



会話をしていたのは、制服を着た男子高校生と女子高校生だった。
…なんで高校生がこんなところに?



「あ、天海祐希って、つくし殿のことですかね? あ~、言われてみれば確かに似てますよね~」



いつからいたのか、さっきのクルクルパーマ男も話に入ってきた。
背が高いのに、存在感薄いw



「助けてもらったって、何かあったんですか?」



男子高校生の目付きが変わる。



ちょ、なんかこの少年……
よく見たら福士蒼汰に似てね?
芸能人に似てるやつ大杉www



「私たち、あのトサカ男たちに酒場で絡まれちゃったの。で、あの人は危ないところを助けてくれて…」



まあやさんは未だ不機嫌だ。
役に立たなかった僕に対してムカついたのか、それともトサカ野郎に胸をガン見されてため息つかれたのがショックだったのか…。



「じゃあ、あいつらは悪いやつなんだな」



福士蒼汰少年が動こうとすると、



「お待ちください、殿下」



ザッと僕たちの前に、白いマントを羽織った男が現れた。



「は? 殿下?」



僕はそいつをガン見した。
彼は銀髪の長髪で、白い鎧に白いマントを装備していた。
一番このドラクエの世界にピッタリくる容姿だ。
しかも瞳は緑色…ミーカと同じ?



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