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ドラクエらんど

第17章 選ばれしもの

れんじは突然振り返り、あたしの腕を掴んだ。



「来い」



そして腕を強引に引っ張りながら、森の中へと入って行く。



やだ、れんじってば…
もう我慢できなくなったのね?



森の繁みがある場所まで来ると、れんじはあたしの体を押し倒した。



「…あっ…」



すぐにれんじがあたしに覆い被さってくる。
れんじの吐息があたしの首筋にかかった。



「……れんじ……」



あたしは早まる鼓動を落ち着かせながら、ゆっくり目を閉じた。



「いいか、しばらくこのままジッとしてろ」



──へ?



「物音たてるなよ」



れんじは小さな声でそう言うと、少し上体を起こした。



「…え、どういうこと?」



あたしは訳がわからなくて、上体を起こそうとした。
れんじは慌ててあたしの口元を手で塞ぐ。



え? なに? なんなの?
媚薬が効いてきたんじゃないの?



──あっ、もしかして…!
まさか強姦プレイが好きなの?!



やだ、れんじって…チョー変態❤
でも嫌いじゃないよ?
むしろ犯されるの、好きカモ。



あたしはれんじに合わそうと、嫌がる素振りをした。



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