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ドラクエらんど

第20章 武器屋の娘

「あ~だめだ、全然繋がんねぇ」



その時、お店の中にまた人が入ってきた。



「アキラさん、やっぱ電話繋がんないですよ。どうします?」



若い男の人だ。この人たちと仲間みたい。



「そっか~まずいなぁ、レインさんたち絶対心配してるよなぁ」



──レイン?



「電波は三本立ってるのにな。ていうか、アキラがまたルーラかければいんじゃねぇか?」

「そんなことしたらまたどこに飛ばされるかわかんないですよww」

「ですね。そのために、とりあえず装備は完璧にしておきましょう」



そっか、男四人で旅をしてるのね。
じゃあ今が稼ぐチャンスだわ。
うちのお店で沢山買ってもらわなきゃ!



「いらっしゃいませ。どの武器をお探しですか?」



私は営業スマイルで彼らに話しかけた。



「ん~、さすがに伝説の剣とかはないよねw」

「えっ…」



また伝説の剣!?
まさかさっきの黒装束の男の仲間?
でもあの背の高い優しそうな人は助けてくれたから違うのかも…。


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