ドラクエらんど
第20章 武器屋の娘
「もうこれ…薄くてツルツルして持ちにくいのよね。スマホケースが欲しいわ」
スマホを拾うと、背後から殺気を感じた。
「…誰っ!」
振り返ると同時に、視界に黒いものが飛び込んできた。
「…っ!」
右腕に鋭い痛みが広がる。
私の右腕に黒い羽根のついた矢が突き刺さっていた。
「あ、あなたはっ…」
目の前には、昨日私を襲ってきた黒装束を纏った男が立っていた。
「あの剣を渡してもらおうか」
どうして? 一体どこから入ってきたの?
私は首を左右に振った。
「…絶対、渡さない…!」
私は右腕を押さえながら、黒装束男を睨み付けた。
「さて、その強がりがいつまで持つか」
男はニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
「…はあ…はあ…」
おかしいわ…
右腕が痺れてきて感覚がなくなってきた。
「そろそろ効いてきたようだな」
まさか、毒……!?
私は立っていられなくなり膝から崩れ落ちた。
その横を黒装束の男が通りすぎ、お父様の仕事部屋に入って行く。
「…やめて…」
男が壁に掛けてある竹の棒に手を伸ばす。
私はそれをただ見ているだけしかできない。
スマホを拾うと、背後から殺気を感じた。
「…誰っ!」
振り返ると同時に、視界に黒いものが飛び込んできた。
「…っ!」
右腕に鋭い痛みが広がる。
私の右腕に黒い羽根のついた矢が突き刺さっていた。
「あ、あなたはっ…」
目の前には、昨日私を襲ってきた黒装束を纏った男が立っていた。
「あの剣を渡してもらおうか」
どうして? 一体どこから入ってきたの?
私は首を左右に振った。
「…絶対、渡さない…!」
私は右腕を押さえながら、黒装束男を睨み付けた。
「さて、その強がりがいつまで持つか」
男はニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
「…はあ…はあ…」
おかしいわ…
右腕が痺れてきて感覚がなくなってきた。
「そろそろ効いてきたようだな」
まさか、毒……!?
私は立っていられなくなり膝から崩れ落ちた。
その横を黒装束の男が通りすぎ、お父様の仕事部屋に入って行く。
「…やめて…」
男が壁に掛けてある竹の棒に手を伸ばす。
私はそれをただ見ているだけしかできない。