ドラクエらんど
第21章 星見の塔 (前編)
「世界樹の葉…?」
ヒイラギ殿が聞き返します。
「ええ、死者を蘇らせる葉っぱです。それがあればもしかしたらゲン殿を蘇らせることができるかもしれません」
「そうね、それがあったわね。いいところに気づくじゃない、やんす」
つくし殿に褒められました。
ちょっと嬉しいです。
でもヒイラギ殿の表情からするとご存じないみたいですね。
「ここにはそんなものないわ…あったらとっくに使ってるもの」
「あ! あの人に聞いたらどうですか? さっきのお爺さん!」
「苑鶴殿ですね」
「そうね、万能薬調合するくらいだもの、持ってるかもしれないわ」
ただし、また高値で買わされそうですがw
つくし殿は早速名刺の番号にかけてみました。
「もしもし、苑鶴さんですか? 先程はありがとうございました」
ワンコールで出るとか早すぎますw
つくし殿は何度か頷いたあと、電話を切りました。
「世界樹の葉は持ってないけど、場所は知ってるそうよ。でもちょっと危険な場所にあるみたいなの。一人同行してほしいって言ってるんだけど、どうする?」
やはり早々うまいこといかないですよね。
「それなら俺が行きます」
月影殿が真っ先に名乗り出ました。
「月影さんっ…そんな無茶しないでください!」
「大丈夫ですよ、必ず戻ってきますから」
不安な表情をするヒイラギ殿に、月影殿は優しく微笑みました。
ヒイラギ殿が聞き返します。
「ええ、死者を蘇らせる葉っぱです。それがあればもしかしたらゲン殿を蘇らせることができるかもしれません」
「そうね、それがあったわね。いいところに気づくじゃない、やんす」
つくし殿に褒められました。
ちょっと嬉しいです。
でもヒイラギ殿の表情からするとご存じないみたいですね。
「ここにはそんなものないわ…あったらとっくに使ってるもの」
「あ! あの人に聞いたらどうですか? さっきのお爺さん!」
「苑鶴殿ですね」
「そうね、万能薬調合するくらいだもの、持ってるかもしれないわ」
ただし、また高値で買わされそうですがw
つくし殿は早速名刺の番号にかけてみました。
「もしもし、苑鶴さんですか? 先程はありがとうございました」
ワンコールで出るとか早すぎますw
つくし殿は何度か頷いたあと、電話を切りました。
「世界樹の葉は持ってないけど、場所は知ってるそうよ。でもちょっと危険な場所にあるみたいなの。一人同行してほしいって言ってるんだけど、どうする?」
やはり早々うまいこといかないですよね。
「それなら俺が行きます」
月影殿が真っ先に名乗り出ました。
「月影さんっ…そんな無茶しないでください!」
「大丈夫ですよ、必ず戻ってきますから」
不安な表情をするヒイラギ殿に、月影殿は優しく微笑みました。