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ドラクエらんど

第21章 星見の塔 (前編)

「あ~忙しい、忙しい! ヒナタ王子がお戻りになられたから、食事の用意をしなきゃ!」



聞いてもいないのに話し出すおばちゃんコック。



「すみません、ひなた王子とレインさんは今どちらにいらっしゃいますか?」



つくし殿がおばちゃんコックに尋ねる。



「二人とも王様のところだよ。そこの階段からのぼっていきな、王の間は三階だよ」



そうして目の前の階段をあがろうしたら、



「悪いけど一人手伝ってくれないかい? メイドが一人休んでてね~。あっ、あんたでいいよ。若いから」



強制的にゆり殿が連れて行かれてしまいました。



「野々村さん、手伝ってあげて。あとで迎えにくるから」

「え~!」



そういえばゆり殿は職業がメイドでしたね。
ちょうど良かったです。
まあ、あっしが決めたんですけれどもwww



ゆり殿を置いて、あっしらは王様のもとへ急ぎました。これで作者殿もだいぶ書きやすくなったことでしょう。



三階まで上がると、ひときわ大きな扉がありました。その扉の両脇にいた兵士に扉を開けてもらうと、赤い絨毯がまっすぐに伸びた先にレイン殿とひなた殿、そして王様らしき人が装飾された豪華な椅子に鎮座していました。
まるでファンタジー映画を見ているようです。



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