ドラクエらんど
第21章 星見の塔 (前編)
しばし沈黙が流れた後、レイン殿が口を開きました。
「とにかく、あなたを危険な目には合わせません。陛下には内緒で私が洞窟に…」
「いい。一人で行く」
ひなた殿の決断に、あっしらは目を丸くしました。
「なにいってるの、ひなたくん! 一人でなんて無茶よ!」
「そうですよ、魔法もスキルも使えないのに…む、無謀ですよっ」
「それが王家のしきたりなんだろ? なら一人で行くしかねーじゃん」
ひなた殿はぶっきらぼうに言いました。
「でもひなたくんは王家の人間じゃないんだから、それに従わなくてもいいのよ?」
「だからだよ、逆に王家の人間じゃなくてもやれるってことを思い知らせてやるよ」
ひなた殿はまっすぐレイン殿を見据えました。
「だからさ…あんたはヒイラギやレンゲを救ってほしい。国民を守るのが、騎士の役目なんだろ?」
「…殿下…」
うっひょ~!
ひなた王子、かっこよすぎます!!
これでキャラ投票一位はひなた殿に決まりですねwwww (え? そんな投票はない??)
「はあ…わかったわ。じゃあ私たちは星見の塔に行くわよ」
「えっ、いいんですか?」
「ここで言い合ってても仕方ないでしょ」
すると兵士がタイミングよく部屋の中に入ってきて、ひなた殿を連れて行ってしまいました。
「レインさん、試練の洞窟はどこにあるのかしら?」
「北西の森の中です。まさか一緒に行かれるのですか?」
「あの子はね、なんでも一人で抱え込もうとするからほっとけないのよ。彼女(ヒイラギ)のことも責任を感じているから、あの子なりにけじめをつけようとしてるんだと思うの。その気持ちは汲んであげたいのよ。でも仲間を見捨てるわけにはいかないでしょ、後から追うわ」
「とにかく、あなたを危険な目には合わせません。陛下には内緒で私が洞窟に…」
「いい。一人で行く」
ひなた殿の決断に、あっしらは目を丸くしました。
「なにいってるの、ひなたくん! 一人でなんて無茶よ!」
「そうですよ、魔法もスキルも使えないのに…む、無謀ですよっ」
「それが王家のしきたりなんだろ? なら一人で行くしかねーじゃん」
ひなた殿はぶっきらぼうに言いました。
「でもひなたくんは王家の人間じゃないんだから、それに従わなくてもいいのよ?」
「だからだよ、逆に王家の人間じゃなくてもやれるってことを思い知らせてやるよ」
ひなた殿はまっすぐレイン殿を見据えました。
「だからさ…あんたはヒイラギやレンゲを救ってほしい。国民を守るのが、騎士の役目なんだろ?」
「…殿下…」
うっひょ~!
ひなた王子、かっこよすぎます!!
これでキャラ投票一位はひなた殿に決まりですねwwww (え? そんな投票はない??)
「はあ…わかったわ。じゃあ私たちは星見の塔に行くわよ」
「えっ、いいんですか?」
「ここで言い合ってても仕方ないでしょ」
すると兵士がタイミングよく部屋の中に入ってきて、ひなた殿を連れて行ってしまいました。
「レインさん、試練の洞窟はどこにあるのかしら?」
「北西の森の中です。まさか一緒に行かれるのですか?」
「あの子はね、なんでも一人で抱え込もうとするからほっとけないのよ。彼女(ヒイラギ)のことも責任を感じているから、あの子なりにけじめをつけようとしてるんだと思うの。その気持ちは汲んであげたいのよ。でも仲間を見捨てるわけにはいかないでしょ、後から追うわ」