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ドラクエらんど

第6章 にゃんにゃん

「月影、よく聞くがいい。女が男に求めているもの……それは包容力とテクじゃ!」


「ぶっ!!」



いきなり語りだしたそらじいさんの言葉に、僕は飲みかけていたお茶を吹きこぼしてしまった。



「包容力と、テク……」



ソファーに座っていた月影は、そのまま正座をして聞く態勢に入った。



「女はの、チヤホヤされたい生き物なんじゃ。昔のようにステータスが高ければいいってもんじゃない。不細工でも、包容力とテクさえあれば女はイチコロなんじゃ」



そう言ってじいさんは、なぜか僕の方をチラリと見た。



包容力とテクか……。
(遠い目)



「お師匠様、そのテクはどうしたら身に付くのでしょう?」


真剣な顔をして質問する月影。



「え? おまっ……まさか………」

「ふむ。これはもう経験を積むしかないからの。今夜、にゃんにゃんしてみるか?」



にゃんにゃん!?



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