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ドラクエらんど

第9章 私、もう……

『早く、早く! ちょっと来てほしいぴょん!』

「あ? なんだよ…」



時計を見ると6時だった。
いつもならまだ寝てる時間だ。



「どうしたんですか?」



月影が起き上がる。
服は……着ていた。



「月影に頼めよ、僕は寝る…」

『人間の女の子が外で倒れているぴょん!』

「えっ…」



僕と月影はすぐさま外に出た。
兎太郎の言うとおり、ログハウスのそばでうつ伏せ状態のまま少女が倒れていた。



「大丈夫、脈はあります」



すぐさま月影が少女の首元を触って確かめる。



中学生…くらいだろうか。
小柄でとても幼い顔をしていた。
背中にはリュックサックを背負っている。



「部屋まで運びます」



そう言って月影は少女を抱きかかえ、中に入っていった。



もしかして彼女も……?



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