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黒い羽をばたつかせながら２本の角を生やしたホークマンの群れが、凄い勢いでこっちに向かってきていた。
手には鋭い剣を持っている。



「げっ…ホークマンってだいたい中盤に出てくる敵だろ！」



確かバギマ唱えてくるんだよな…
やばい、死ぬwwww



「やっぱりな…あいつらはプレイヤーを殺すことが目的らしい」



上空を睨みながらフード男が呟いた。
耳を疑ったが、今はそれどころではない！



「お前らは逃げろ！」



フード男はそう言うと、ズボンのポケットから何かを引き抜いた。
それはくの字に曲がったブーメランだった。



「アキラさん、逃げましょう！」



月影がログハウスに逃げるよう促す。
レベルの低い、ましてや武器も攻撃魔法もない僕たちが戦っても無駄死にするだけだ。
ここは彼に任せて…



「アキラくん、危ない！！」



まあやさんの叫び声が聞こえた。



後ろを振り向くと、ホークマンが上空から急降下してくるのが見えた。



死ぬ



その２文字が頭をよぎった。