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ドラクエらんど

第11章 フ・ク・ザ・ツ

「じゃあ行ってきます」

「気をつけてね」

「はい、まあやさんたちも気をつけて」



僕とまあやさんとそらじいさんは、軽トラが見えなくなるまで見送った。



「はぁ……行っちゃった……」



途端に、まあやさんはつまらなさそうな顔をする。



「どうしたんですか?」

「…………」



まあやさんは眉間にシワを寄せながら、僕とそらじいさんを交互に見た。



「はぁ…」

「!?」



そのため息はなんだよwwwww



「つまんない、レベルあげでもしようかなぁ」

「あっ、それいいね!」

「……じゃあ、アキラくん攻撃よろしく」

「え、何も武器ありませんがwwwww」

「武器ならあるぞい。勇者セットの中にこれも入ってたんじゃ」



そう言って、そらじいさんは車庫からあるものを持ってきた。



「こ、これは……!!」



それは銅の剣だった。



「やたら勇者セットの箱がでかいと思ったら、銅の剣が入ってたのか!」



僕は銅の剣を持ってみた。


うん……なんとか持てる。
竹刀よりは重いけど。



「じゃあそれでレベル10まであげるわよ!」

「よっしゃあ!」




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