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ドラクエらんど

第12章 アカツキ目線でお送りします

外に目をやろうとすると、突然車体がグラグラ揺れ始めた。



「え、なに…!?」



あたしは咄嗟にうさぴょんを抱きしめて身を屈める。



『じ、地震だぴょん!』



あたしの身体がグラグラ揺れる。
そして次の瞬間、



「えっ……」



一瞬身体がフワッと浮く感じがしたかと思うと、助手席の内側のドアに叩きつけられた。



「きゃああああああっ!!」



あたしの悲鳴と共に、車体が横転する。



「アカツキ!?」

「アカツキさん!! うさぴょん!!」



れんじさんと月影さんの声が遠くから聞こえた。うっすらと目を開けると、フロントガラスから黒い物体が見えた。



大きな身体……鋭い角……

あれは……



あたしのスマホから戦闘の音楽が鳴り響く。



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