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ドラクエらんど

第12章 アカツキ目線でお送りします

「あまり無茶はしないでください、うさぴょん」

『無茶はしてないぴょん! 小さいからってバカにするなぴょん!』



心配する月影さんをよそに、うさぴょんは意地を張る。



「ウサ公、あまり自分の力を過信するな。ヤバイときは逃げろ」

『……』

「…でもさっきは助かった。ありがとな」



そう言うと、れんじさんはポンポンとうさぴょんの頭を撫でた。



『ふ、ふんっ…』



しかめっ面しながらも、すごく嬉しそうなうさぴょん…。
あたしはフフッと微笑んだ。



本当にさっきは危なかった。
うさぴょんがいなかったらあたしたち、あの暴れ牛に追いかけられてたかも…。



「うさぴょん、ありがとう」



あたしは心からうさぴょんにお礼を言った。



兎と話すなんて変な感じ。
なんだか昔飼ってたシロのことを思い出すなぁ…。




「……アカツキ?」



ふと背後で声がした。


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