秘密の兄妹
第9章 幸せを感じるとき
武部さんにクリトリスを思い切り吸われて、私の気が遠くなる。
「ふっ…あんっ…うぅん…も、ダメっ…!!」
「まだイッちゃだめ…一緒にイこう…」
武部さんはかがめていた顔を上げると、私の唇に私の秘部を舐めて濡れている唇を重ね、深いキスをする。
「くちゅっ、くちゅっ…はぁぅ…んっ…」
私の愛液がついたねっとりとした糸が引く厭らしいキス……
唇を離すと、武部さんが優しい顔で私を見つめる。
「紫織ちゃんものすごく可愛い……。挿れてもいい?早くひとつになりたい…」
「…うん…」
もうお兄ちゃんへの背徳感はなかった。
私も早く武部さんとひとつになりたかった。
武部さんはコンドームをつけると、私の太股を持ち上げてゆっくりと自身を私の中に挿れていく。
グッ、グププ、グププププッ…
「あっ…うぅっ…はぁ…」
お兄ちゃん使用になっている私の穴の中は、初めての他の男の人の侵入に少しためらいながらも受け入れていく。
「……全部入った……ひとつになった……」
私の瞳から涙が零れおちる。
「ごめん、痛かった?」
「ち、違うの……。こんなに優しく私の身体扱ってくれる人初めてだから嬉しくて…
今すごく幸せなのっ……」
「…これからは俺が紫織ちゃんを幸せにしてあげるよ。…好きだよ、紫織ちゃん…愛してる……」
その言葉を聞いて、私の目からまた涙が溢れる。
武部さんの私の身体の触れ方も、キスの仕方も、投げかけてくれる言葉も、すべてが優しい。