秘密の兄妹
第12章 募っていく想い
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ある日、学食で昼ごはんを食べた後、風磨と大地と俺がクラスの前まで行くと、教室の前で保健室の立野先生が立っていた。
先生は俺の顔を見ると俺の方に歩み寄ってくる。
「高瀬くん!」
「…何ですか…?」
保健室の先生が俺に何の用だ…
「高瀬紫織ちゃんって、高瀬くんの妹よね?」
「…はい」
紫織…?
「紫織ちゃん熱があって、2限からずっと保健室のベットで寝てるの。」
「え…?」
「早退しておうちに帰るようにって言ったんだけど、家には誰もいないし、少しすればよくなるから大丈夫だって言ってて……」
「でもやっぱり心配だから、お兄さんにだけでも知らせておいてあげようと思って、高瀬くんのこと探してたのよ。」
「…………」
朝は普通にしてたのに、あいつ熱があったのか……?
「悠人、紫織ちゃんのところに行ってやれよ…熱がある時ってけっこう心細いだろ?」
「そうだぜ。昼休みだし様子見てきてやれよ。」
大地と風磨が俺に保健室に行くように言う。
「…じゃあ、ちょっと行ってくる…」
俺は先生の後について保健室に向かった。
★★★★★
保健室に行くと、紫織がベットで具合が悪そうに寝ていた。
「じゃあ、高瀬くん、先生、お昼ごはん食べてきちゃうから妹さんのこと見ててあげて。」
「はい…」
先生は俺にそう言うと保健室から出ていった。
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ある日、学食で昼ごはんを食べた後、風磨と大地と俺がクラスの前まで行くと、教室の前で保健室の立野先生が立っていた。
先生は俺の顔を見ると俺の方に歩み寄ってくる。
「高瀬くん!」
「…何ですか…?」
保健室の先生が俺に何の用だ…
「高瀬紫織ちゃんって、高瀬くんの妹よね?」
「…はい」
紫織…?
「紫織ちゃん熱があって、2限からずっと保健室のベットで寝てるの。」
「え…?」
「早退しておうちに帰るようにって言ったんだけど、家には誰もいないし、少しすればよくなるから大丈夫だって言ってて……」
「でもやっぱり心配だから、お兄さんにだけでも知らせておいてあげようと思って、高瀬くんのこと探してたのよ。」
「…………」
朝は普通にしてたのに、あいつ熱があったのか……?
「悠人、紫織ちゃんのところに行ってやれよ…熱がある時ってけっこう心細いだろ?」
「そうだぜ。昼休みだし様子見てきてやれよ。」
大地と風磨が俺に保健室に行くように言う。
「…じゃあ、ちょっと行ってくる…」
俺は先生の後について保健室に向かった。
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保健室に行くと、紫織がベットで具合が悪そうに寝ていた。
「じゃあ、高瀬くん、先生、お昼ごはん食べてきちゃうから妹さんのこと見ててあげて。」
「はい…」
先生は俺にそう言うと保健室から出ていった。