秘密の兄妹
第18章 すべての原因
紫織の返事を確認すると、俺は投げ捨てられたズボンのポケットの中から、コンドームを取り出した。
それに気づいた紫織が、俺の手にそっと触れる。
「…それ…つけないで……」
「…え…?」
「今日だけ…今回だけは私の中に出して……」
「けど、間違えて妊娠でもしたら…」
俺がそう言うと、紫織は手を伸ばし、俺の頬に触れる。
「今だけは、妊娠するかもしれないとか、余計なこと考えるのやめよ?
私はお兄ちゃんのすべてを受け入れたい。
お兄ちゃんも、本当は私の中に出したいでしょ?
いつも、我慢してくれてるんだよね、私のために……」
「…………」
紫織は目に涙を溜めて俺に笑いかける。
「私、いま幸せなの…
だから、お兄ちゃんの中に溜まってるもの全部、私の中に注ぎ込んで…?
…お願い…」
「…っ、ごめん、紫織……
今回だけ…
今日で中に出すのは最後にするから、今回だけ、お前の中に出させてくれ……
本当にごめんな…」
「…私がそうしてほしいの……
謝らないで…」
「…ああ、ありがとな、紫織…」
俺はそう言うと、コンドームを投げ捨てて、はち切れんばかりに腫れ上がった自分の【モノ】を紫織の秘部に当てがった。