『秘密の兄妹』第18章「すべての原因」　242ページ

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秘密の兄妹

第18章すべての原因

「ゆっくり挿れるから身体の力抜いて息吐いて…」

紫織は俺が挿入しやすいように脚を開くと、身体の力を抜いた。

…ズズズッ

先端を少しだけ紫織の中に挿れる。

「あっ……」

いつもよりパンパンに膨れ上がっている俺のは、相当キツいみたいで、紫織は咄嗟にシーツをぎゅぅと掴む。

「…半分入った……

でも、やっぱりキツいな…

痛いならやめるか…？」

「…ううん、続けてっ…」

「…………」

俺は紫織の顔を見ながら、ズズズッと紫織の中に腰を沈めていく。

「あっ……あ…！」

「かなりキツいけど、全部入った……

慣れるまで、少しこのままでいよう」

「…紫織の中、すごく熱くてウネウネ動いてる……

すげえ気持ちいい……」

俺は、俺の言葉に顔を真っ赤にして、甘い吐息を漏らしている紫織の頭を撫でる。

「…お兄ちゃん……」

「何だ…？」

「私たち、兄妹でいけないことしてるね……」

「…ああ…」

「こんなこと、絶対しちゃ駄目なのにね…」

「…………」

「…………」

俺たちはしばらく黙って見つめあった。

「…動くぞ…」

「うん…」