秘密の兄妹
第3章 お兄ちゃんが分からない
部屋に入ると、俺はベットの横に座り、両手で顔を覆う。
紫織を一度抱いてから、全く自制がきかなくなった。
まだ慣れてない紫織を今夜も抱こうとするなんて、我ながら酷い男だと思う……
なのに、
夜が待ち遠しい。
「…早く夜にならないかな……」
『…はぁっ…あっ…お兄ちゃん……』
…っつ、やばい…
紫織のこと考えるだけで下半身が熱くなる。
ズボンのベルトを緩め、チャックを下ろして、カチカチになっているそれを取り出す。
「…紫織…」
…紫織……紫織っ……紫織っっ…!!
昨日とさっきの紫織の顔と声を頭の中で思い出しながら、手で何度もしごく。
「……うっ…っつ…くっっ!!」
じゅぽぽぽ……
白濁したドロリとした液体が、俺のそこから溢れて床に流れ落ちる。
「はぁはぁはぁ…」
早く…
早く夜が来てほしい……
…紫織、早くお前のことを抱きたい…
お前のことが、こんなに欲しくてたまらない……
好きだよ…
好きだよ、紫織……
俺はお前のこと…
【兄貴】としてじゃなく一人の【男】として…
心の底から愛してる…
愛してる……
紫織、お前を愛してる。