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秘密の兄妹

第4章 兄の想い




紫織は瞳の奥を揺らすと、目をうるうると潤ませた。



その顔だよ…



たまらなくそそられる……



俺の身体を熱く駆り立てる。



俺は再び紫織の身体を組み敷いて、嫌がる紫織の身体を余すことなく味わった。



そして、紫織の身体の中に腰を沈めて、激しく動く。



「…お兄…ちゃん、痛い…痛いよ…もうやめて……」



俺は腰を動かしながら紫織に口づけをする。



「うんっ…んんっ…んっ…」



唇を離し、涙を浮かべる紫織の顔を見る。



「大丈夫だ。何度もしていくうちに慣れるから、そのうち傷みもなくなる…」



「紫織、今日だけはお前の中に俺のを出すから……。次からはちゃんと避妊する…」



「今日だけは俺のすべてをその身体で受け入れろ……」



紫織は目を閉じると、熱くこもった吐息を漏らしながら、俺に身体を委ねた。



俺はその日、何度も何度も紫織を抱いた。



甘く…幸せな夜だった……




――――――
――――
――


「う…ん…」



私は疲れきった身体を起こし、目を覚ます。



隣ではお兄ちゃんがまだ眠っている。



携帯の電源をいれて、時間を確認する。



「…えっ?もうお昼過ぎ!?」



携帯には武部さんからの着信履歴がたくさん残っていた。



「ごはん作らなくちゃ……」



服を着るためにベットから出ようとすると、お兄ちゃんに手を引っ張られてベットの中に引きずり込まれる。



「……ごはんは外に食べに行けばいいから、もう少しこのまま…」





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