テキストサイズ

お味噌スープ

第18章 みぃちゃん

賭けは失敗に終わった


違う卓に居ても聞こえてくるみぃちゃんの怒った声


やっちまったもんはもう取り返せない


今後また無視されるんだろうと確信した


暫くするとみぃちゃんの罵声は止まった


また暫くするとみぃちゃんの卓に呼ばれた


卓に行くとみぃちゃんはなんか泣いたような顔になっていた


竜也「じゃぁ俺他の卓に行かないといけないからお前ちゃんと言えよ」


みぃ「うん。竜也くん嫌いにならないでね」


竜也「バーカ!そんなことで嫌いになったりしないよ。お味噌あとよろしく」


そう言うと竜也は居なくなった


前田「あっあの・・・みぃちゃん余計なことしてごめんなさい!」


みぃ「違うの、本当は嬉しかったんだけど私素直じゃないから・・・あの・・・ありがと、使わして貰うね」


前田「まじすか。よかったー」


みぃ「お礼っていったらあれなんだけど場内入れてもいいかな?」


前田「ありがとうございます!喜んで!」


これを機会にみぃちゃんは来る度に場内してくれるようになった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ