テキストサイズ

私だけのかてきょ!

第2章 これは勉強ですか?


琉依が私の目をみて言ってきた。



「俺は別れたくなかった。」




私だって、別れたくなかったです…
琉依はすごい優しかったし、
一緒にいて楽しかったから。




「はるを奪うために無理言って由紀さんに家庭教師になりたいって頼んだ。」




琉依は寂しそうに笑った。
私は胸の奥が痛くなった。
ズキン、ズキンと胸に響く。





なんで自分の事しか考えられなかったのでしょう………こんな自分が嫌だ。






好きだけど……怖いんです。





私は唇を噛み締めた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ