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second girl【完】

第8章 願い

気がつけば、私は菊池君の肩にもたれるような格好になっていた。









「この後、2人でバックレちゃう?」





私の頭上から、甘い誘惑の言葉。







このまま、この甘い誘惑にのるのも、一つの手かもしれない。
私は菊池君を上目使いで見つめた。


誘ってるわけじゃないけど、きっとそうすれば、菊池君が勘違いをする。


分かっていてしたこと。確信犯。








「五郎にバレたらヤバいかもなぁ…」





やっぱり勘違いした菊池君は、1人で何かを考えている。




まぁ~どうでもいいけど…






ちょうど五郎は電話で、席にはいない。



今のうちにまたトイレに行っておこう。

またさっき見たいになるのは面倒だし…





私は菊池君にトイレに行くと告げてトイレに立った。




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