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second girl【完】

第9章 変わって行くもの

「いいの!このペンションに隆史と泊まりたかったの」




私はそう言って、ベットに座って、スプリングを確かめるように、ピョンピョンとおどけて見せた。




隆史は笑いながら、荷物を置くと私の隣りに座り、ついばむようにキスをしてきた。




角度を変えるごとに、キスは激しさを増して行く。




その激しさにクラクラしながらも、隆史の舌に私の舌も絡ませた。







「んッ…隆史ッ…」







そして、唇が離れるたびにキスをしているのが、隆史だと言うことを確認するように名前を呼んだ。




そんな私に隆史は「まだ余裕あるじゃん」と色っぽく笑うと、私の髪をかきあげるように撫で、耳を甘噛みしてくる。






「あッ…あッぁぁ……ッん…」







その声を楽しむかのように、隆史は耳の中に舌を這わせたり、舐め上げたり、そこだけに集中してくる。




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