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second girl【完】

第2章 急接近

「ったく、何が大丈夫だよ」



隆史が後ろから由季の腕を掴んで、私から由季を離して「悪かったな」と私に視線を向けた。



「私は大丈夫だけど、とりあえず、由季のこと車に」と後部座席のドアを開けた。



「実」と隆史がもう一人の男の人に声をかけた。


「悪いな。コイツも送ってもらえる?」


「あっ、良いよ」




後部座席には酔っぱらいの由季と、その隣には隆史の友達の実君。




「今日は真っ直ぐ前を見てよろしく」



助手席には隆史。



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