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second girl【完】

第2章 急接近

「座れば?」と自分の隣に視線を落としてから「聞きたいことあったんだろう?」と私には視線も向けずに聞いてくる。



私は躊躇いながら隆史の隣に座って「か、彼女とは……」どう?



聞きたかったけど「やっぱり良いや」と誤魔化した。



もし、上手く行ってたとしたらさすがに本人の口から聞くのはキツイ。



それなのに「言えよ」と隆史はぶっきらぼうな言葉を私に言う。



「いや、良いってば」



私はそう言って立ち上がった。



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