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second girl【完】

第3章 彼女登場

参ったけど、何もしないよりはマシ!





私は仕事が終わると、由季に電話をした。
もちろん、隆史のことを聞くために。



携帯から由季のアドレスを開きボタンを押した。
何度目かのコールで……


『はい』


「あっ!由季?晶だけど、今日ヒマ?」


『私はヒマだけど、隆史はいないよ』




隆史はいないのか……
彼女とデートなのかな……


「そっかぁ……」



一気にテンションが下がる私に


『彼女とケンカしたみたいで、友達と飲みに出掛けてるよ』


「ケンカ?何時から?」


『こないだ私が酔っぱらった前の日かな』



あぁ、なるほどね。
やっぱりあの日は彼女とケンカしてたんだ。








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