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second girl【完】

第3章 彼女登場

ケンカしてるのかな?と思っているのと、実際にケンカしてと分かるのでは、気持ちが全然違う。




隆史のことで舞い上がってた気持ちが、また堕ちて行く。



彼女一筋なのに、ケンカしたぐらいで他の女にぐらつくなんて……とも思う。



だけど、その女が自分となると何とも言えない気持ちになってしまう。




『隆史が居ないけど来る?』


「……やめておくよ。ごめんね」


『良いけどさ……晶は大丈夫?』


「私?」


『隆史に振り回されてからさ』


「振り回されてないよ。勝手にバタバタしてるだけ」


『晶……隆史は諦めなよ。晶が傷つくだけだよ』


「ごめん……分かってるけど、無理かな」






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