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second girl【完】

第3章 彼女登場

「いらっしゃいませ」と二人に近付き「それ可愛いですよね」と彼女に笑顔を向けた。



「ですよね!」と何も知らない彼女は、隣りの男の子に「ね!」と言って笑っている。




隣りの男の子は、私の顔を見ても動揺すらしない。




それが切なかった…



だって私はあれから、隆史のことばかり考えてしまっているのに


隆史は違う。


分かってる…
当たり前だって…
彼女がいるんだし。




でもその態度。





何もなかったみたいじゃん……







だからちょっと意地悪。





「あれ?隆史君じゃん!」



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