テキストサイズ

second girl【完】

第3章 彼女登場

苛立ちは帰ってからビールの本数に表れた。
テーブルの上にはビールの空き缶が5本。



どうせ明日は休みだし、二日酔いだろうが、目がどれだけ腫れようが関係ない。



お酒の力でぐっすり眠ろう。



そんなことをグダグダ考えていると由季からメールが来た。



『何してるの? 』


「のんでますよ」


『飲み屋?』


「ひとりさびしくいえのみ」




それを送ると由季からすぐ電話が来た。



「ゆきちゃ~ん!」


『酔ってんの? ひらがなばっかで読みずらいんだけど』


「ごめん。ごめん」


『寂しいんじゃん』と由季は電話越しに笑っている。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ