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second girl【完】

第7章 泣き虫ピエロ

「ほらな……」


間近にある五郎の口角が上がる。




「晶にもまだ、見込みがあるかもなぁ…」




見込み?
五郎は何か誤解してる。




「五郎…「すみません」」




私が五郎に話しかけようとした時、
隆史が謝り、五郎から引き離すようにして、私を抱き寄せた。

その勢いで体制を崩してしまい、隆史の腕の中にすっぽりと収まった。

隆史の腕に一瞬力が入り




「コイツ連れて帰りますんで」




とみんなに頭を下げて、フラフラする私を連れて車に乗せた。




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