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second girl【完】

第7章 泣き虫ピエロ

唇が離れるたび、隆史が私の名前を切なく呼ぶ。




そのたび私は、泣きそうになるのを我慢するように、隆史にしがみついた。








ズルイ…






こんなことされたら、離れたくなくなるのに…







私が離れなくなって困るのは隆史なんだよ…







分かってるの?







隆史の気持ちが分かんないよ…







私はどうしたらいいの?





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