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らいち♀はホモになりたい

第2章 蒲田大貴

ざわつく教室にはいると当たり前だが男しかいなかった。

いままでがに股を隠したり、胸元を気にしたり、窮屈だったのとは違い自分をさらけ出すことができた。


そして嬉しいのは、母のおかげで大貴と同じクラスになれたことだ。

女っ気の強くて居づらい田中家だったが、こればかりは感謝している。

私は指定された席に座り、外を眺めていた。

いきなり大貴に接したりはしない。
勘づかれてしまったら終わりだからだ。

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