隣にいるのがあたりまえ
第2章 過剰なスキンシップ
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「着替えた?」
「後ちょっと」
次の仕事が4人だからって早くと、遠回しに急かしているのがまるわかり。
まぁ、久しぶりの5人だしはしゃぐ気持ちも分かるけど・・・
「はい、準備終わった」
「じゃ、行きますかー」
廊下を歩きながら、見知った顔に挨拶して車に乗り込んむ。
「出発ー」
車を発進させてから少しうとうとし始めた頃、相葉くんの声で意識が浮上した。
「今日の収録過酷になりそうだね」
確か今日は筋力と体力を争うみたいなやつだった気がする。
「あーそうだね。俺なんか筋力ないから最下位になる可能性しかないよ」
「ニノはマシュマロボディーだもんね笑」
「全然嬉しくないわ」
「別に褒めてませんけどー!」
「はいはい、もー着いたら起こして」
「ふふっ 分かりましたよー」
太陽がちょうど車の中を暖かくして緩やかな振動に、さっきまでの眠気さが襲ってきてそのまま意識を手放した。