雪女がサンタクロース
第2章 あとがき
当時はポルトガル語が盛んでしたので、クリスマスは「ナタラ」と呼ばれていました。想像ですが、団右衛門みたいなノリで参加していた人もたくさんいたと思うんですよね。
そして今回の主役は、退魔師と言いつつ全然退魔しない退魔師団右衛門と嘉明。雪女&雪ん子がゲスト妖魔です。雪女は北の方で伝えられる妖怪なので、四国の方ににいたかどうかは不明です。そもそも、雪女が実在していたかどうかも不明ですが。
本編の方が超殺伐としている中、先行で一二三までレギュラーみたいな顔をして出ちゃいました。一応妖魔滅伝の外伝的立ち位置ですが、これ短編でも読めるとは思えます。
とにかくクリスマスなんだから、楽しく心温まる話がいいなあ……と思って書きました。当初は日本で初めてクリスマス休戦した松永久秀のお話にしようと思ったんですが、久秀さんが絡むとどうしてもハートフルがハードフルになってしまうので断念。まあ、ちょっといい話的なノリで、いい感じに纏められたと思います。
それでは、ここまでお読みくださってありがとうございました!