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君にクローバーの花束を

第4章 みっつ

「掃除機ロック!? おもしれータイトル!!」

『……』

「な、最初から聴きたいんだけど、もう一回歌ってくれよ」


少年は俯いたまま、ピックを弦にあてた。
ジャカジャカと軽快な音が鳴る。




「卓、お前誰としゃべってんだ?」

「え?」

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