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君にクローバーの花束を

第5章 よっつ

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「……って、ここ病院じゃねーか!!」


総合病院の入り口で卓也は大声をあげた。


「お前ちょっと熱っぽいから一回診てもらえよ」

「だから熱ないって……」


ドンッと誰かとぶつかった。


「あ、すんません!」

「いえ、こちらこそすみません」


ぶつかったのは卓也と祐司だ。
祐司はつばきと病院から出るところだった。

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