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君にクローバーの花束を

第5章 よっつ

「ったく、菅生さん心配しすぎだから!
てか、さっきのは幻覚じゃなくてマジで幽霊だって!ギター少年の幽霊!」


卓也の言葉に、祐司の足が止まった。


「どうしよ、オレ初めて見ちゃった……しかも声まで……」

「すみません、その話、もう少し詳しく聞かせてもらえないでしょうか?」


祐司は卓也に話しかけた。
ギター少年の幽霊、という言葉が気になった。


「え……幽霊の話っすか?」

「そうです」


キョトンとする卓也と龍を引き連れて、祐司とつばきは近くのファミレスに入ることにした。


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