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君にクローバーの花束を

第8章 ななつ

ーーーあきらめるなよ!!


卓也が心の中で叫んだ。
そして大きく息を吸った。


「掃除機、掃除機、掃除機ロック~~!!」


突然、部屋中に響く音量で『掃除機ロック』を唄いだした。


さっきギター少年が路上で弾いてた『掃除機ロック』。
卓也はサビだけ覚えていたのだ。
そしてギターを弾く真似をする。

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