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君にクローバーの花束を

第8章 ななつ

「す、すごい歌…」


ププッとつばきが吹き出した。


「でも卓也くん、すっごく歌うまいね」


つばきの言葉に祐司は深く頷いた。


百合は卓也をじっと見つめた。
『掃除機ロック』
どこかで聴いたことがある歌…
……ああ、そうだ……


「優くん…?」


百合は卓也のそばに寄った。

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