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君にクローバーの花束を

第10章 エピローグ

「本当に御協力、ありがとうございました」


病院から出ると辺りはすでに暗くなっていた。
街路樹につけられたイルミネーションがキラキラと輝いている。


「失礼ですが、あなたたちは一体何者なんですか?」


拓哉が問いかけると、祐司はポケットから名刺を取り出し拓哉に手渡した。


「株式会社、ガーディスト乙姫?」

「ボディーガードです」

「!」

「うちは霊関係も承っていて……卓也くんは素質あるかもですねっ」


つばきは卓也をチラッと見たあと、笑顔で答えた。

そんな卓也は未だにボーッとしている。

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