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「あ、あの……」

「うん」

「も、もっとして……くださ…ぃ……」




顔から火が吹き出るかと思うくらい、熱い。


ユキの瞳に優しさが戻る。


……優しいけど、凄まじい色気が漂っていて


触れられている体が火傷しそうだ。




「じゃあ、さっきの告白。

……俺の気持ち、受け取ってくれる？」




抱きしめられる腕に、さらに力がこもる。




“ 期限付きって条件を呑むよ ”




………ユキはそう言ったけど



ゴールに辿り着く日は、一生来ることは無い。



分かっているから、何度も忘れようとして



それでも、何度も恋に落ちてしまう私




………一生、片想い



それが、運命なら



……ねえ、遼くん



私



ちょっとだけ、道を外れてみてもいい……？




「……ユキ……」

「………！」

「わ、私でよければ……」




覆いかぶさる、彼の首に


震える手を上げて、腕を絡ませた。