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「な、なにするんですか……！？」

「…は、あはは、何してんだろうねぇ……」



大きく息をしながら、覆いかぶさる芹澤さんが笑いだす。



「蓮見がいけないんだよ。
俺の邪魔をしようとするから……」

「……っ 離してください！」

「そういや、君。
加賀谷に気に入られてたよなぁ……」

「え！？」

「傷付けたら、怒るかなぁ」



……な、に急に言いだしちゃってるの……？


ゾクッと背中に嫌な悪寒が走る。


よく見たら、目の焦点が合ってないし、すごい興奮してるし


だけど、肩を押さえつける手はビクともしない。



「しようか、蓮見」

「………は？」

「ここで、俺としようか」



芹澤さんが片手を離して、私の唇を撫でた。



「…………」



……大丈夫。

私は冷静だ。

おかしくなってるのは、この人。


さっきと同じように、股間を蹴りあげて


誰かに気付いてもらえるように、大声を出せば


その瞬間に、この人はジ・エンド。



「……蓮見」



………よし！！


芹澤さんの唇が触れそうになって


右膝を曲げて、大きく息を吸い込んだ……




その時だった。