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春雪 ~キミと出逢った季節 ~

第4章 秘密の始まり…?

「先生ってば、聞いてる?」




ひらひらと手を振って、楽しそうに笑う彼に


目が釘付けになってしまって、逸らすことが出来なくて


私はまたしても体が固まってしまった。





金に近い、アッシュベージュのカラーリング。


夜の街灯と太陽光では、こんなにも発色度合いが変わるのだろうか。


マッシュショートの髪型は、無造作なニュアンスパーマでルーズな雰囲気に仕上がっている。



黒目が大きくて、まつ毛は私より長くて


前髪がギリギリまでかかるその瞳……



~~~なんなのよもう!

直視出来ない!!

キラキラしすぎ!!




「………っ

せ、先生って言わないで……」



辛うじて口にできたけど、声が震えちゃってる。



「先生でしょ? 俺らにとっては」

「じょ、助手だもの……普通に名字で……」

「春菜?」

「~~それは名前!!」

「じゃあ、 “ 春ちゃん ” 」




太陽のように明るくて、無邪気な笑顔。


体を屈めて、彼は私と目線の位置を合わせた。




「春ちゃんって、呼んでいい?」


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