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春雪 ~キミと出逢った季節 ~

第4章 秘密の始まり…?

「~~~~~!!///」



ドキューーーーン!!


って……な、なんだこの音は~~!!///


屈んだ体勢からの、この上目遣いと甘えた声が


ワザと狙ってるのか、はたまた素なのか見当もつかないけど


私の心臓を木っ端微塵にさせるほどの、凄まじい威力があることだけは確かだ。



「……っ だ、だだ……」

「だ? 何言ってんの春ちゃん」

「~~ダ、メ……なんだってば……」

「ねぇ、なんでそんな挙動不審なの?」

「ちょ、ちょっと離れて……っ」



ブラックとオレンジ色の重ね着したTシャツから、スラリと伸びた白い腕。


色落ちのスキニーデニムをロールアップさせた、長い足。


思わず後ずさりをする私を、追いかけるように


彼は体を起こして、また1歩近付いてきた。




「……おとといの月曜日。

あんなに熱い夜を共に過ごしたのに?」


「…………!!」




くるっと体の向きを変えた彼の両腕によって、背中が本棚に押し付けられる。


伸ばしたその手首に巻かれた、ストーンのブレスレットが


シャランと音を鳴らした。

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