アタシとアイツ【短編集】
第1章 1.先輩の本性
『キャー!!』
私たちの高校のバスケ部は近隣の高校でも有名なほどイケメン揃い
しかも強いから
いつも女の子の視線を独占している
そして私もユカに連れられ毎日バスケ部の練習を見に来ている
「マイ!!こっちこっち!」
ユカに手招きされたところに行くと
体育館が見渡せた
私はあんまりバスケは詳しくないけど、パスの練習?してるのかな?
キュッキュッとシューズが擦れる音が体育館に響く
「かこいいなーユウ先輩」
ユカはっそう言ってうっとりと目を細める
「そうだね」
私は小さくそれだけ言うとユウ先輩ではなく
その隣にいるタク先輩に視線を向けた