アタシとアイツ【短編集】
第3章 柔道部員(♂)×ソフトボール部員(♀) *リクエスト
ユウキ君とセックスをしたことがないわけではない
でも、最近はお互い県大前の調整でしばらくしていなかった
ユウキ君は照れる顔を隠すようにあたしに抱き着く
「県大終わるまで我慢するって決めてたのに
ミカのせいで我慢できそうにないんですけど!」
顔を見なくてもユウキ君の顔が赤くなっているのは分かった
ドキドキと鼓動が早くなる
忘れかけていたあの快感が、あの感覚が
鮮明に思い出され
あたしの体がその快楽を求めているのが分かった
「す、る?」
小さな声でそう提案する
「ここで?!」
驚くユウキの言葉にうなずく
「バカ!もう止まらねーから」
そう言ってユウキはあたしの唇に甘いキスをする