アタシとアイツ【短編集】
第4章 野外でエッチ *リクエスト
そこからのことはあまりはっきりと覚えてない。
「モエ、入れるよ?」
ただ、甘ーい感覚と言葉が交互に私を支配して
「あぁっ、あーあっ、あああー//」
甘い声と吐息が交差して
「っ…」
「あぁああダメェェ、イッちゃうぅぅ//」
私の体が満たされた感覚と、トロンとした目を細め、必死に腰を動かすレンの姿が不鮮明な視界に映っていたことを微かに覚えている。
それから数カ月の時が過ぎた…
「あぁ、レンー//あぁぁん//」
その後、私たちの関係は未だに友達以上恋人未満である。
「なあ、モエ?」
「ん?どしたの?」
「いや、なんでもない。」
今後この関係がどうなるのか、今の私には分かる由もない。